マイナンバーカードを取得することで政府が提供する「マイナポータル」というオンラインサービスを利用することができます。
マイナポータルについては、こちらの記事でも解説しています。
マイナポータルを利用するためにはICカードリーダー、またはAndroidのスマートフォンが必要でしたが、2019年11月からiPhoneでも利用できるようになりました。
今回はiPhoneを使用したマイナポータルの利用方法について手順を解説します。
マイナポータルで出来ること
マイナポータルでは以下の用途に活用することができます。
ただし、現時点では全てのサービスを利用できないようです。その辺りは後の項目でもご説明します。
マイナポータルの利用手順
それではここからiPhoneでの利用手順を解説します。
アプリのインストール
まずiPhoneにマイナポータルのアプリをインストールします。
ログイン
iphoneを使ってマイナポータルにログインする方法は2つあります。ここではスマホ、PCそれぞれのログイン方法を説明します。
スマートフォン
まずはスマートフォンからアプリを起動させましょう。メニュー画面(下記の画面)が表示されたら、「スマホでログイン」をタップします。
次に4桁の暗証番号を求められるで入力します。なお、暗証番号はマイナンバーカードの申し込み時に設定した番号です。
暗証番号を入力し「次へ」をタップすると、マイナンバーカードの読み込み画面に移ります。
実際以下のようにしてカードを読み取ります。
読み取りが成功するとログイン完了です。
パソコン
まずはパソコンでマイナポータルのサイトを開き、右側にある「ログイン」をクリックします。
次にログイン方法を確認されるので、「2次元バーコードを使ったログイン」を選択します。
方法を選択すると画面上に2次元バーコードが表示されますので、スマートフォンのアプリで読み取ります。
こちらを選択して画面のバーコードを読み取り。
バーコードを読み取り後、スマホと同様に暗証番号の入力と、マイナンバーカードの読み取りを行います。
問題なければそのままパソコン上でログインされ、初期メニューが表示されます。
こちらがPC版の初期メニューです。
実際に情報を閲覧してみた
今現在どういった情報を閲覧できるか確認しました。
まずは「あなたの情報」。ここでは行政機関が保有する各個人の情報を閲覧できるようです。
閲覧画面がこちらです。
まず閲覧したい「分野」を選択します。分野は以下の7項目です。
世帯情報 |
税 |
社会保障(健康・医療) |
社会保障(子ども・子育て) |
社会保障(福祉・介護) |
社会保障(雇用・労働) |
社会保障(年金) |
ただし、すぐに閲覧できるわけではなく、まずは閲覧したい情報を申し込み、準備が完了すると情報が用意された旨のメールが届き、閲覧できるようになる、という流れです。
まとめ
iPhoneを使用したマイナポータルへのログインについて説明いたしました。
マイナポータル自体はまだまだ情報数が少なく、実用的から問われるとまだまだといったところですが、ログイン方法に選択肢が増えた点は一歩前進といったところではないでしょうか。
マイナンバーカード、それに連動するマイナポータルの活用については、民間の知見等も生かしつつ、より進化したものを期待したいです。