子どもの生活

【子供のお小遣い事情】 毎月定額スタイル VS 我が家のスタイル … お金リテラシーの養成を図る!

お子様のいらっしゃる皆様、お小遣いはどのように与えているでしょうか。
お小遣いの開始年齢、与え方、金額、きっとそれぞれの家庭の数だけ、バリエーションがあるのではないでしょうか?

大人になるまでに身についている金銭感覚は、幼少時からの生活習慣が大いに影響すると個人的には考えています。

今回は世間一般におけるお小遣い事情と、我が家のスタイルについてご紹介したいと思います。今後のお小遣いのあげ方に関する参考となれば幸いです。

子どものお小遣い事情に関するアンケート結果

まずは日本における一般的なお小遣い事情について把握しましょう。

アクトインディ株式会社が運営する「いこーよ」というサイトで、子どものお小遣いに関するアンケートを実施しています。(全国の父母417名を対象としたアンケート)

子どものお小遣い事情に変化の兆し 子どものお小遣いに、見えないお金

アンケート結果をざっくり要約すると…

アンケート結果要約

《お小遣いをあげている年齢》
小学校低学年:40%、高学年:60%、中学生以上:70%

《金額》
小学校低学年:100~500円未満が最多の56%
小学校高学年:100~500円未満38%と500~1,000円未満30%が拮抗
中学生以上:3,000~5,000円未満が最多の24%

《お小遣いをあげる親の悩み》
適正な金額が分からない  :37%
正しいお金の使い方の教え方:20%

カフェラン
カフェラン
この結果自体、受け取り方がそれぞれ違うでしょうね。金額を多いとみるか、少ないとみるか…アンケート結果からもわかるけど、親自体が適正ってどれくらいなんだろう?って悩んでいることも多いみたいだね。

 

お小遣いのスタイル 定額制と歩合制

子どもとお金

冒頭のアンケート結果はどちらかというと金額について焦点があたっており、”お小遣いのあげ方”については見えてきません。

ということで、ここではお小遣いのあげ方のスタイルから現状を把握してみましょう。
お小遣いのあげ方を大別すると次の2通りに分けることができると思います。

  1. 定額制
  2. 歩合制

上記の他にも、その都度必要な時にといったスタイルもあると思いますが、ひとまず上記の2つについて、メリット、デメリットをみていきましょう。

なお、ここでのメリット、デメリットはカフェラン個人で考えるメリデメです。

 

① 定額制

私が考える定額制のメリットはこちら

  • 計画性を養う

限られた範囲の中からアレコレ計画を練って使う、また好きに使いすぎて月初めにお小遣いが無くなってしまう…などなど痛い経験なども踏みながら、徐々に計画性というものを養ううえでは有効かな、と考えます。

しかし一方で、何もしなくとも一定時間が経過するとお金が入ってくると、お金に対してありがたみを感じないという意見もありますし、以下のサイトでは”お金に対するリテラシーが育たない”という警鐘を鳴らしています。

「定額おこづかい」はNG!我が子が将来貧乏になる親のしつけ

 

② 歩合制

対して歩合制についてのメリットはこう考えます。

  • がんばった人が報われる
  • チャンスは無限大

歩合制の対象は、お手伝いや成績などが多いですが、やればやっただけ得られるのが特徴です。

一方で、お金が発生しないと物事に取り組まなくなる、という声もあります。つまり何かに取り組むとき、本質的なものではなく、お金を絡めてしまうということですね。

 

お小遣いと教育

定額制にも歩合制にもいえることですが、小さい頃に身に付いた金銭感覚って大人になってからも大いに影響すると思うのです

もちろん、金額の大小ではなく使い方も含めた習慣といった方がいいかもしれません。
また、親の金銭感覚の影響も受けると思います。

日本人は大っぴらにお金のことは話さない傾向にあり、昔からそれが美徳とされていましたが、これからの時代、やはりしっかりとした金銭感覚を身に着けていかないと厳しい時代になるのではないでしょうか。年金を始めとした社会保障、保険、医療…自己防衛がより求められてきます。

我が家のお小遣いスタイル

と偉そうなことを言っているかカフェラン家はどうなんだ?という話ですが、我が家では「お手伝いによるポイント制」を導入しています。

つまり、ひと月いくらの定額制ではなく、完全歩合制とことです。

ポイント制導入のねらい

このスタイルは長女が小学校入学を機に夫婦で話し合って始めました。つまり我が家では定額制を適用したことはないのです。

このポイント制のねらいは、おおよそ次のとおりです。

ねらい

・頑張った人が報われる、ということを体感してほしい
・お金を得るのは大変だ、ということを体感してほしい
・お手伝いを通じて家族の協力関係を高めたい

カフェラン
カフェラン
あとは自分で稼いだんだから、無駄遣いもある程度防げるかも、という期待もありました。
あともう一つのメリットは、お金がない~~という愚痴に対して「可能性は無限大だよ」と言えること。これをいえばそれ以上愚痴をいいませんww

 

具体的なやり方

①お手伝いの種類とポイントを決める
まずは、子どもが手伝えるお手伝い内容を洗い出し、その難易度や負荷に応じてポイントを設定します。ポイントは1点10円です。

②お手伝い集計表を掲出
部屋の中に「お手伝い集計表」を掲出し、お手伝い完了後に自分でポイントを記入します。基本的には自己申告です。こちらが実際の集計表です。
お手伝いポイント集計表

③月末に集計、お小遣い授与
月末に父が集計し、家族集合の際に今月のポイント発表、そしてお小遣いを手渡しします。高ポイントを達成した場合は「がんばったね!」「引き続きこの調子でいってみよう」などの声掛けを行います。

カフェラン
カフェラン
小さい頃からの習慣なのか、このやり方に不満を言われたことありません。成長とともに徐々に単価が低く感じられるので、そこは見直しで…

 

まとめ

先ほども述べたとおり、これからの時代は特に金銭感覚が重要になってくると思います。でも「金銭感覚」って学校では教えてくれませんよね。

そもそも、何が良い金銭感覚で何が悪いのか?
こればっかりは、一概に言えません。

ただ、個人的には思うのは、
・無駄使いしない
・必要なものにはお金をかける
・計画的に使う、貯める

といった感覚が少しでも身に付けば、いいなぁと考えています。
上のことをがんばって守るのではなく、無意識レベルでやっていれば理想です。

特別なことではなく、昔から言われている普遍的なことだと思います。

こういった感覚を養うのに、お手伝いポイント制が有効なのかは、将来になってみないとわかりませんが、今のところ楽しんで?やっているので、この調子で続けていきたいと考えています。